【目玉政策】転職助成金 社会人の学び直しから転職まで 平均24万円!

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今回は、経済産業省が2023年度の目玉企画として打ち出した転職助成金についてまとめていきます。

働く労働者の学び直しによる労働者の能力向上は、終身雇用や年功序列といった日本型雇用システムの転換を目的としています。

また、働きながら次の仕事を探すにあたり、自身のスキルアップを図れるこうした学び直しと転職の支援は、転職者にはとても朗報です。
まだ、実施時期と制度の全容はでておりませんが、情報が公開される都度、こちらの記事も併せて更新してまいります。

まずは、どういった制度なのかをしっかりと理解し、制度開始時に有効に利用できるように準備を進めていきましょう。

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目次

1.本記事のテーマ

  • 転職助成金の概要
  • 助成の対象者
  • 制度の内容
  • 助成される金額
  • 事業者一覧

2.著者の経験

これまでの主な職歴は、人材サービス業とコンサル業での勤務です。

人材サービス業では14年間勤務し、約3,500名の求職者のみなさんへお仕事をご紹介してきました。また、コンサル業では7年間人事業務に携わり、新卒や中途採用、教育・研修などを行ってきました。

3.転職助成金の概要

政府が社会人のキャリアアップや能力の向上を目的として、「学び直し(リスキング)」から、「転職」までを支援することを目的とした、新たな制度を設計しました。

希望者は、専門スキルが身につけられる民間の講座を最大で1年間受講することができ、1人あたり平均24万円を助成する制度です。

あくまで、学び直しのために講座受講等にかかる費用の補助であり、現金が直接支給される制度ではありませんので注意してください。

今後、3年間で約33万人の転職を後押しすることを目指す制度とされています。

※2023年度中に開始予定とされていますが、現時点(2023年9月9日時点)では未定部分もあります。新しい情報がアップされる都度、こちらの記事を更新してまいります。

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4.助成の対象者

転職助成金の対象者は、正社員や契約社員、派遣社員、パートやアルバイトなど、広範囲の労働者が助成対象となります。

注意点として、経営者や個人事業主の方は対象外となります。基本的には「雇用されている労働者」が対象となります。

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5.制度の内容

この制度では、希望者はキャリアコンサルタントの国家資格を持つ専門家(転職エージェントなど)に意見を聞き、転職に必要となるスキルや転職活動のサポート(履歴書作成、職務経歴書作成、求人案内など)を受けることができます。

また、転職に必要なスキルアップのための講座受講も可能です。費用の一部は政府が補助するため、通常よりも手頃な価格で学びを深めることができます。

提供されるプログラムは、プログラミングやビジネススキルを中心としたものが約6割を超えます。

その他にも医療・介護やWEBデザイン・動画編集などの專門技能を獲得するためのものに限られ、ビジネスマナーや基礎的な教養を学ぶような講座は対象外になります。

(1)支援の流れ

①キャリア相談(無料)

キャリアコンサルタント等の民間の専門家(転職エージェント等)に自らのキャリアについて相談をしていただきます。

具体的には、これまでのキャリアの棚卸しやキャリアゴールの設定、スキルの棚卸し、一人一人に適したリスキリング講座の検討のサポート等が含まれます。

②リスキリング(受講費用の負担を軽減)

キャリア相談の結果を踏まえて、リスキリング講座を受講することができます。

③転職支援(無料)

キャリア相談、リスキリング講座の受講等を踏まえて、転職に向けた支援や職業紹介を受けることができます。

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6.助成される金額

補助事業者を経由することで、受講費用の負担が軽減されます。

補助事業者には以下の金額が補助され、受講者はそれ以上の負担が軽減された価格で講座を受講することが可能になります。

このことから、最大補助額が56万円となります。

(1)リスキリング講座の受講を修了した場合

講座の受講費用(税別)の1/2相当額(上限40万円)

(2)リスキリング講座の受講を経て実際に転職し、その後1年間継続的に転職先に就業していることを確認できる場合

追加的に講座の受講費用(税別)の1/5相当額(上限16万円)

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7.事業者一覧

今回のプログラムを支援する事業者一覧になります。それぞれのプログラム概要、申請開始時期、申請窓口を確認しておきましょう。

リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の一次公募では、人材会社のパーソルテンプスタッフやアデコのほか、50社以上の企業が採択されました。採択事業者は以下のとおりです。

※今後、事業者の2次募集も予定されております。こちらも新しい情報がアップされる都度、記事を更新してまいります。

(1)支援事業者名

1.株式会社アイデミー
2.アデコ株式会社
3.株式会社ウィルエージェンシー
4.株式会社エス・エム・エス
5.株式会社エスワイシステム
6.株式会社エヌ・エフ・ユー
7.株式会社エンファクトリー
8.株式会社ガイアックス
9.株式会社キャリアステーション
11.キヤリアバンク株式会社
11.株式会社キャリアプラス
12.キャリアフラッグ株式会社
13.キラメックス株式会社
14.キラメックス株式会社(掲載元にて重複)
15.コードキャンプ株式会社
16.株式会社コトラ
17.株式会社コネクト
18.株式会社さくらコミュニティサービス
19.ショウヨウ株式会社
20.株式会社ジンジブ
21.スキルアップAI株式会社
22.株式会社ディンプル
23.デジタルハリウッド株式会社
24.パーソルキャリア株式会社
25.パーソルテンプスタッフ株式会社
26.株式会社バリュー・スタッフ
27.ピーシーアシスト株式会社
28.ヒートウェーブ株式会社
29.株式会社プロシーズ
30. ポート株式会社
31.株式会社ポテパン
32.マイキャリア株式会社
33.マンパワーグループ株式会社
34.レバレジーズメディカルケア株式会社
35.株式会社ワークポート
36.川相商事株式会社
37.一般社団法人福祉キャリアセンター
38.株式会社明光キャリアパートナーズ
39.株式会社D4cアカデミー
40.株式会社div
41.株式会社iDA
42.Institution for a Global Society株式会社
43.株式会社MAIA
44.株式会社SAMURAI
45.株式会社TechBowl
46.株式会社TIMERS
47.株式会社TOASU
48.株式会社ToBeキャリアパートナーズ
49.株式会社UZUZ
50.一般社団法人Work Design Lab
51.WorX株式会社

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