「うーん、このお米、ちょっと古くなっちゃったかな…」
皆さんのご家庭にも、しばらく保管していて少し風味が落ちたお米はありませんか?新米と比べるとパサパサしたり、独特の臭みが気になったりして、おいしく食べるのが難しいと感じることもああります。
特に最近は備蓄米の放出などもあり、古米・古古米・古古古米と呼ばれる古いお米を上手に活用する方法に注目が集まっています。
でも心配はいりません!適切な研ぎ方や炊き方を知って、さらに簡単なアイテムを使えば、古くなったお米も新米のようにふっくら美味しく生まれ変わります。
この記事では、スマホを見ながらでも簡単にできる古米の研ぎ方のコツと、炊飯器に入れるだけでお米が大変身する魔法のようなアイテム5つをご紹介します。ぜひ試してみてください!
本記事のテーマ
- 古米とは?年数による違い
- 古米を美味しく炊く研ぎ方のコツ
- 炊飯器に入れるだけ!古米が美味しくなる簡単アイテム5つ
- 古古米・古古古米の美味しい食べ方
1.古米とは?年数による違い

まず、「古米」「古古米」「古古古米」の違いを知っておきましょう。
古くなるほど水分が減り、乾燥して硬くなるため、パサパサした食感になりがちです。また、独特の臭みが出ることもあります。でも心配いりません!適切な方法で十分美味しく食べられます。
- 古米:前年に収穫されたお米
- 古古米:前々年に収穫されたお米
- 古古古米:3年前に収穫されたお米

2.古米を美味しく炊く研ぎ方のコツ

古米の研ぎ方は新米と少し異なります。以下のポイントを押さえましょう。
古米は乾燥して割れやすくなっています。力を入れすぎると米粒が割れてしまい、炊き上がりに影響します。米全体を包み込むように、優しく研ぎましょう。
最初の水は特に汚れるので、素早く水を入れて手早くかき混ぜ、すぐに捨てましょう。古米は乾燥しているので最初の水をすぐに吸収します。
新米よりもやや丁寧に研ぎます。ボウルとザルを使って、手のひらで優しく混ぜるように研ぎましょう。水が透き通るまで2〜3回繰り返すのが理想です。
研いだ後はたっぷりの水に30分〜2時間浸水させます。夏は30分程度、冬は1〜2時間が目安です。古米は水分が少ないため、新米より長めに浸水させることで水分が米の中心まで行き渡ります。

3.炊飯器に入れるだけ!古米が美味しくなる簡単アイテム5つ

1.みりん・日本酒

古米1合につき大さじ1程度のみりんや日本酒を加えて炊くと、古米特有の臭みが消え、ツヤとコクが生まれます。
水加減は通常より少し多めにし、みりんや酒を加えた分、同量の水を減らしましょう。
2.昆布

5〜6cm角の乾燥昆布を1枚入れるだけで、うま味が加わり深みのある味わいになります。昆布のグルタミン酸が古米の味を引き立て、ふっくら炊き上がります。
洗った昆布を米の上に乗せて通常通り炊くだけです。
3. 寒天

寒天をごく少量(米3合に対して角寒天1/4枚程度)加えると、もちもち感がアップします。
寒天はしっかり戻して細かくちぎってから加えましょう。寒天のゼラチン質が米に絡んで、粘りを出してくれます。
4. お餅・もち米

古米3合に対して小さめのお餅1個(または小さじ1のもち米)を加えて炊くと、もちもち感が出ます。
お餅がない場合は、米1合につき大さじ1/2程度のサラダ油でも代用できます。
5. 「こめつぶちゃん」

「ふっくら美味しいこめつぶちゃん」というアイテムは、ナノプラチナ粒子が水を弱アルカリ化して米のタンパク質を分解し、水分が中まで浸透するよう助けます。
炊飯器に入れて炊くだけで、古米が新米のように甘みのある美味しいご飯に変身します。

4.古古米・古古古米の美味しい食べ方

古くなればなるほど食感や風味が気になりますが、以下のような食べ方もおすすめです。

1. チャーハンやピラフに活用
古米は水分が少ないため、チャーハンやピラフなど、パラパラとした食感が活きる料理に向いています。むしろ新米より適していることも!

2. 梅干しと一緒に炊く
梅干しを1〜2個加えて炊くと、酸味が古米の臭みを消し、さっぱりとした味わいになります。梅が苦手な方は取り除いても大丈夫です。

3. 竹炭を入れて炊く
市販の食用竹炭を少量入れると、古米の臭みを吸着し、見た目も味も改善します。100円ショップなどで手に入る竹炭で十分効果があります。

4. はちみつをプラス
古米3合に大さじ1のはちみつを加えると、自然な甘みと艶が出ます。少量なので甘くなりすぎる心配はありません。

5.まとめ

古米・古古米・古古古米も、適切な研ぎ方と炊き方、そして簡単なアイテムを使えば、十分美味しく食べられます。保存状態が良ければ、数年前のお米でも美味しく変身させることができます。
今回ご紹介した方法を試して、ご家庭の古米を美味しく活用してみてください。食費の節約にもなりますし、食品ロス削減にも貢献できます。ぜひ挑戦してみてください。

