オリンピック新種目ブレイキンのルールは? 判定の審査基準と採点方法

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パリオリンピックで採用された唯一の新競技が、ダンススポーツのブレイキンです。

ブレイキンは、2018年ブエノスアイレス(アルゼンチン)で開催されたユースオリンピック夏季競技大会で、初めて登場しました。その盛り上がりが評価を受け、パリオリンピックの正式種目となりました。

2024年8月9日から予選が始まります!その前に、この聞きなれないスポーツのルールや審査基準、採点方法を理解して、もっとブレイキンを楽しみましょう。

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目次

1.本記事のテーマ

  • ブレイキン特有の専門用語
  • ブレイキンのルール
  • ブレイキンの審査基準と判定

2.ブレイキン特有の専門用語

https://www.descente.co.jp/media/editors_picks/feature/25084/

ブレイキンでは、普段馴染みのない専門的な用語が多く使用されています。

実況などで多く使用される主要な用語をまとめてみました。

ブレイカー

ブレイキンのダンサー。

Bボーイ、Bガール

男性ブレイカーは「ブレイクボーイ」、女性ブレイカーは「ブレイクガール」。

サイファー

BボーイやBガールなどが作る「円」のこと。ブレイカーはその中央でパフォーマンスを披露する。

トップロック

導入部分の立ったままで行うダンスのこと。

ダウンロック(フットワーク)

床に手をついた状態での脚の動き。腕を使った動きも含む。

パワームーブ

ウインドミルやヘッドスピンなど、身体的な強さや技術力、バランス感覚、柔軟性の高さを見せるアクロバティックな動き。

フリーズ

難しい姿勢を取った状態で、完全に動きを止めること。

スローダウン

1人のブレイカーがパフォーマンスを行い、対戦相手がそれに応戦すること。

3.ブレイキンのルール

https://www.descente.co.jp/media/editors_picks/feature/25084/

ブレイキンの特徴は、採点で順位が変動する形式ではなく、1対1でのトーナメント形式になります。

主なルールの特徴になります。

ブレイキンのルール
  • BボーイとBガールが、別々の競技に出場する。
  • 各グループには16名のダンサーがおり、4名ずつの4グループに分かれる。
  • 予選は各グループで総当たり戦を行う。一人当たり1試合2ラウンド×3名と計6ラウンドを行う。
  • 各グループ上位2名までが決勝トーナメントに進む。
  • 決勝トーナメントは1試合3ラウンドで争い、勝ったラウンド数の多い選手が勝ち上がる。

4.ブレイキンの審査基準と判定

https://www.descente.co.jp/media/editors_picks/feature/25084/

パリオリンピックでは、以下の5つの審査基準で判定が行われます。

評価POINT
ミュージカリティ

音楽との融合性。ダンスが音楽に合っているかが評価されます。ブレイキンの音楽はDJが会場の雰囲気や流行の音楽を選び、即興で選択されます。ダンサーに選択権はないため、その音楽に合ったパフォーマンスが求められます。

評価POINT
ボキャブラリー

スタイルの多様性とその豊富さ。どれだけの種類の技を披露したのかを評価しています。

評価POINT
オリジナリティ

独自性や創造性。ダンサー独自のスタイルを持っているかが評価されています。同じ技の繰り返しや他選手のコピーは減点評価になります。

評価POINT
テクニック

技の完成度や難易度、スキルの高さ。技の難しさはもちろん、身体のコントロールも重要視されています。

評価POINT
エグゼキューション

動きの完遂度と全体的なパフォーマンスの完成度。一つ一つの技の動きのなめらかさ、技と技のつながり、乱れのなさが重視されます。

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