2024年3月4日、明治は販売開始から53年を迎えるロングセラーのキャンディー「チェルシー」シリーズの販売を、2024年3月末で終了すると明らかにしました!
発売終了の理由は「市場環境や顧客ニーズの変化にともなう販売規模の低迷で、収益性が悪化したため」と説明しており、すでに生産は2月末で終了したということです。
発売以降、「コーヒースカッチ」や「ロイヤルミルクティースカッチ」など展開を拡大していきましたが、売上高は2002年度の約25億円をピークに、2022年度は約5億円まで落ち込んでいたとのことです。
発売終了に伴い、既に欠品も多くなっていますが、最後にチェルシーを思い出してみたいとおもいます☆
1.本記事のテーマ
- 商品ラインナップ
- チェルシーのはじまり
- 製法
2.著者の経験
これまでの主な職歴は、人材サービス業とコンサル業での勤務です。
人材サービス業では14年間勤務し、約3,500名の求職者のみなさんへお仕事をご紹介してきました。また、コンサル業では7年間人事業務に携わり、新卒や中途採用、教育・研修などを行ってきました。
転職や就職情報のほか、面接時の雑談や、お仕事場での日常的なコミュニケーションツールとして、日々のニュースやトレンドの情報も、お伝えしていきます。
3.商品ラインナップ
チェルシーは英スコットランドの伝統菓子を参考に、1971年に「バタースカッチ」、「ヨーグルトスカッチ」の2種類で販売が始められました。
CMもとても印象的で、「『ほーら、チェルシー もひとつ、チェルシー』「あなたにも チェルシー あげたい♪」 というフレーズが耳に残ります。
バタースカッチ
赤い花はバタースカッチ
発行バターをじっくり煮詰めた濃厚で、コクのある美味しさのバタースカッチキャンデー。
スマートサイズでおしゃれに持ち運べるボックスタイプ。
ヨーグルトスカッチ
グリーンの花はヨーグルトスカッチ
ヨーグルトのさわやかでコクのある美味しさが楽しめるヨーグルトスカッチキャンデー。
スマートサイズでおしゃれに持ち運べるボックスタイプ。
スカッチアソート
人気のバタースカッチとヨーグルトスカッチに、ちょっと大人の味コーヒースカッチを組み合わせたアソート。
3つの味が楽しめるお得なアソートパックです。
4.チェルシーのはじまり
発売2年前から、キャンデーの新しい分野を切り開くという意気込みで大型プロジェクトが編成されました。そして今までにない特徴と美味しさをお求めて徹底的な市場調査がはじまりました。
世界中のキャンデーの調査をする中で、英国スコットランドに古くから伝わるスカッチキャンデーにたどり着きました。
ネーミングの由来はスコットランドだからスカッチキャンデーではありません!行程上、高温で煮詰める(スコーチング)からきている商品名だったのです。
5.製法
「今までにない特徴と美味しさ」を求めた明治さんは、それまで日本では行われていなかった「流し込み」という製法を採用しました。
この製法は、練り合わせた原料をそのまま型に流し込んで作るので、従来製法よりはるかに滑らかなキャンデーを作ることが出来るうえに、それまで5~6%が限界であったバターの含有量を増やすことができました。