パリオリンピック、女子柔道子48キロ級の角田夏実選手が、スタートから圧巻の強さを示しています。
角田選手は得意技は「巴投げ」と寝技です。
柔道ではとても珍しいタイプですが、巴投げからの多彩な寝技が角田選手の最大の特徴で、「寝技師」の異名を持っています!
今回は、角田選手の多彩な得意技を紹介いたします。
角田選手の技を知ることで、もっと柔道を楽しく観戦いただければと思います!
1.本記事のテーマ
- 「角田夏実」さんプロフィール
- 角田選手の柔道スタイルと得意技
2.「角田夏実」プロフィール
プロフィール
「角田夏実」(つのだ なつみ)プロフィール
職業:スポーツ選手(柔道)
生年月日:1992年8月6日
身長:161㎝
血液型:A型
出身地:千葉県八千代市
出身校:八千代高校、東京学芸大学
所属:SBC湘南美容クリニック
階級:女子48キロ級
得意技:巴投げ、内股、寝技
代表歴:
(1)世界柔道選手権4回(金3回、銀1回)
(2)ワールドマスターズ1回(金1回)
(3)グランドスラム12回(金5回、銀4回、銅3回)
(4)アジア大会2回(金2回)
3.角田選手の柔道スタイルと得意技
(1)角田選手の柔道スタイル
早くもパリオリンピック1回戦(開始45秒)、2回戦(開始1分11秒)を一本勝ちで勝利している角田選手。
決まり技はいずれも巴投げからの腕ひしぎ十字固めというパターンでした。
立ち技が主体となる柔道において、巴投げからの寝技が角田選手の柔道スタイルであり、必勝パターンなのです。
技の豪快さと切れ味は、観戦する視聴者を魅了しますね☆
(2)角田選手の得意技
それぞれの技の特徴をまとめてみました。是非観戦前にご覧ください!
- 概要
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もぐり込みがポイントとなる捨て身技
- 技の特徴
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巴投は、相手の下にもぐり込み、蹴り投げる技です。
自然体で組んだあと、相手が横に出るタイミングをねらい、膝を曲げて足をかけます。
このとき、足をかけながら、小さく丸くなるようにして倒れ、相手の下にもぐり込むような形になります - 技の性質
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巴投は、男女を問わず、国際試合でも見られる真捨身技です。
真後ろに投げるタイプと横に移動しながらそのまま横に投げるタイプがあり、実戦においては、横投げが主流となっています。
- 概要
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関節技の代表格
- 技の特徴
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腕挫十字固は、相手の片腕を自分の太腿に挟んで絞め、自分の両手で相手の腕全体を反らせるように伸ばしてきめる技です。
- 技の性質
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仰向けになった相手の体と自分の体が直角になるように位置します。
腕挫十字固の名は、このように相手と自分の体が十字の形になることに由来します。両手で相手の片腕をとった状態で、自分の両太腿の間にその腕を挟み込み、両足首は、相手の反対側の腕を挟むように絡めます。このとき、自分の両膝を絞め、相手の肘辺りをしっかりと挟むことで、そこを支点に「てこの原理」を応用して、効果的にきめることができます。