男子柔道「永山竜樹」選手の誤審と思える試合での一本負け(待ての後も継続した締め技による失神一本負け)が大きな話題になりました。
そして、さらに同じく女子柔道で敗北を期した「阿部詩」さんの試合でも、審判による「誤審」疑惑が浮上しました。
柔道はオリンピックでの判定が、以降の基準となるともいわれています。
本大会、あまりにも審判による判定の隔たりが多く見られます。これについて、バルセロナ五輪95キロ超級銀メダルの〝元暴走王〟小川直也氏が解説を行いました。
1.本記事のテーマ
- 詩は勝っていた?その状況は?
- 小川直也氏の見解「あれは誰が見ても、10人が10人見ても反則」
- 審判は誰?
2.詩は勝っていた?その状況は?
まず、第一に阿部詩選手の対戦相手であるディヨラ・ケルディヨロワ(ウズベキスタン)選手は、世界ランキング1位のとても強い対戦相手であることです。
その中で、金メダル大本命と言われていた阿部詩選手と激しい攻防が行われました。
阿部選手は序盤こそ得意の投げ技を再三かわされましたが、開始2分すぎに内股で技ありを奪って試合を優位に進めました。
しかし、3分すぎに一瞬の隙を突かれ相手の谷落としで一本負けとなりました。
素人目には、どこが反則であったのか判断が難しい試合でしたが、プロの目からは完全に阿部詩選手が勝っていたとの解説に、SNSが騒然となりました!
3.小川直也氏の見解「あれは誰が見ても、10人が10人見ても反則」
バルセロナ五輪95キロ超級銀メダルの〝元暴走王〟小川直也氏が、誤審を詳細に解説されています。
審判の名前はまだでておりませんが、男性との情報です。第一試合目はなんと永山竜樹選手の試合で誤審があった「エリザベスゴンザレス」でした!
「詩選手はかわいそうのひと言。これも審判の問題になるけど、指導2をもらっていた時に、相手に偽装の技があって、技がすっぽ抜けた場面があったでしょ。本来ならあそこで、相手の反則負けだった。今のルールなら、あれは明らかな反則。審判がおかしいという意味では、あそこの判定は問題」
「あれは誰が見ても、10人が10人見ても反則」
確かに指導2つをもらっていた相手の背負い投げは中途半端な形で「偽装攻撃」、いわゆる「かけ逃げ」ととられてもおかしくなかった。これで指導をとられれば、相手は3つ目の反則で試合は詩の勝ちで終わっていたのだ。