被害増大のトコジラミ 旅行先ホテルでの予防方法と帰宅後の対応策

近年、国内をはじめ、韓国やフランスなどでの大量発生も報道され、世界中でトコジラミ(別名・南京虫)による被害が増えています。

海外では「ベッドバグ」と呼ばれ、恐れられているトコジラミ。日本では戦後の1960年代ごろまではよく被害が報告されていましたが、生活環境の改善で、一般家庭では珍しい存在になりました。

一度ほぼ絶滅しましたが、昨今は外国人の往来も増えており、新しいタイプのトコジラミも含め、旅行者の荷物や輸入品などにまぎれて日本に侵入し、繁殖してもおかしくないと考えられています。

実際、被害の拡大にも拍車がかかっています。NHKによると、ダスキンの害虫駆除部門への問い合わせの件数は、2023年4月までの時点で、昨年の同じ時期のおよそ3倍にのぼっているという現状です。

今回は、トコジラミの被害にあわないためにはどうすればよいのか、実際に被害にあった際の対策をご紹介いたします。

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目次

1.本記事のテーマ

  • トコジラミ(別名・南京虫)とは
  • 被害を抑えるための「4つ」の対策
  • トコジラミに刺されたらどうするべき?おすすめの塗り薬とは?

2.著者の経験

これまでの主な職歴は、人材サービス業とコンサル業での勤務です。

人材サービス業では14年間勤務し、約3,500名の求職者のみなさんへお仕事をご紹介してきました。また、コンサル業では7年間人事業務に携わり、新卒や中途採用、教育・研修などを行ってきました。

転職や就職情報のほか、面接時の雑談や、お仕事場での日常的なコミュニケーションツールとして、日々のニュースやトレンドの情報も、お伝えしていきます。

3.トコジラミ(別名・南京虫)とは

トコジラミの成虫は、ゴキブリの幼虫やダニを思わせる見た目をしており、体長5~8mmの茶褐色です。

名前に「シラミ」が含まれているものの、シラミ目ではなくカメムシ目に属しています。
後脚部に臭いを発する臭腺があり、防御のためにここから刺激臭を出すことがあります。刺激臭は油っぽいとされ、カメムシほど強くはないにせよ独特な匂いを発します。

トコジラミは雄雌ともに吸血し、幼虫・成虫にかかわらず、生きている間は血液から栄養分を摂取しています。夜間、特に深夜に行動し、眠っている間の呼吸中の二酸化炭素や体温を頼りに、吸血源を探して吸血します。吸血後はすばやく潜伏場所に戻るため、なかなか発見することができません。

血液を摂取できない「無吸血状態」が2週間以上続くと、昼間でも活発に吸血するようになります。加えて、繁殖力が非常に高く、3か月間血液を吸わなくても生存できるほど、飢餓に強い性質もあることが知られています。

吸血されると激しいかゆみを伴う発疹を引き起こします。症状がひどい場合には十分に睡眠がとれなかったり、皮膚をかきむしることで皮膚の炎症が起こったりと、生活に支障をきたす恐れがあるといわれています。

トコジラミは気温が25度前後で活発化するとされ、これからの春以降は特に対策が必要です。

最近では、殺虫効果が高いとされるピレスロイド系駆除剤に耐性を持つ「スーパートコジラミ」も報告されています。アース製薬の公式サイトによると、旧来のトコジラミと比べて1000倍以上の抵抗性を持つタイプも出現しているとのことです。

この先、海外旅行のご予定がある人は、特にトコジラミ対策を忘れずに行いましょう。

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4.被害を抑えるための「4つ」の対策

旅行先で被害にあわないために、どのように対処したら良いのかについて、アース製薬では2023年12月1日、Xの公式アカウントで「アース製薬が教える #トコジラミ 対策~旅行編~」を公開しています。

公式サイトでは「トコジラミに刺されたくない方に試してほしい4つの対策」として、旅行先でトコジラミ被害に遭わないためのポイントを紹介しています。

アース製薬が教える #トコジラミ 対策 〜旅行編〜

アース製薬X公式アカウント アース製薬が教える #トコジラミ 対策~旅行編~
対策
明かりをつける。

トコジラミは明るい場所を嫌がります。

就寝時に電気をつけっぱなしにして、アイマスクをして寝ると刺されにくいのでおすすめです。

対策
荷物や上着は一旦バスルームに置く。

クローゼットやバッゲージスペースは前の宿泊者の荷物から落ちたトコジラミが潜みやすい。ベッド周りや部屋に茶~黒いシミがないか、虫がいないかチェックする。
※「トコジラミはツルツルしたところが苦手で、浴室には潜みにくいことがわかっています。だから荷物を浴室に置くのはおすすめです」と話します。

1.チェック場所

  • ベッドのスカート部分
  • 木製のベッドはフレームの亀裂や継ぎ目
  • マットレスの継ぎ目
  • バッゲージスペースやクローゼットの上部角
  • 壁掛け絵の裏側
  • カーテンレール
  • 電化製品

2.チェックポイント

  • トコジラミ(茶色いのが大人、白色が子供)がいないか。
  • 茶~黒いシミ(血糞(吸血した血が糞になって出た痕))
    ※見つけた場合にはすぐに部屋を変更してもらいましょう。
対策
寝る前には身体(特に肌が露出している場所)にはむらなくサラテクトを塗る。

トコジラミは、ダニやシラミではありません。ダニとりシートやダニよけスプレーでは防ぐことはできません。
アース製薬社のサラテクトを塗るときのポイントとしては、①手足など露出した部分は狙われやすいため、重点的に塗布する、②塗ムラがあると塗れていない部分が刺されるため、全体的に塗布する、ことが説明されています。

対策
帰宅後のポイント

荷物や服にトコジラミが潜んでいないかチェックする。万が一潜んでいた場合、大繁殖するリスクがあります。

1.チェック場所・ポイント

  • 特に、襟の裏や布製のスーツケースの継ぎ目トコジラミが潜みやすいので要チェック。
  • 着て帰った衣服はすぐに熱湯に入れるか洗濯し乾燥機にかける。
  • 旅行に持っていったスーツケース等を開き、抵抗性をもつトコジラミにも効果がある「ゼロノナイトG」を部屋に処理する。
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5.トコジラミに刺されたらどうするべき?おすすめの塗り薬とは?

予防や対策をしていても、場合によってはトコジラミに刺されてしまうことがあります。

万が一、トコジラミに刺されてしまった場合は、抗ヒスタミン薬が有効です。
抗ヒスタミン薬に分類されるクリームや軟膏については、日本であれば薬局やドラッグストアで販売されているので購入して持参するか、現地のストアで購入しましょう。

また、トコジラミに刺されると強いかゆみが発生することがありますが、かきむしらないようにしましょう。
かきむしることで、化膿したり感染症にかかるなど、別の被害が発生することもあります。

薬を塗ってもかゆみが治まらない場合は、皮膚科で診察を受けるようにしましょう。
医師に診察してもらい、処方された薬を使うのが最も確実な対処方法です。

【注意】トコジラミに刺された際の対応や、持ち帰りの防止策を解説!

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