「福田パン」は盛岡市民ならず、岩手県民なら誰もが知る創業70年を迎える老舗パン店です。
特徴は、その場でフィリング(具材)をサンドするコッペパンです。パンは専用の自社工場で焼き上げられ、毎日ふわふわしっとりのパンが店舗に配送されています。
酵母の発酵に特徴がある独自製法で作り上げられたコッペパンに、好みの具材を挟んでくれるオーダーメイドパンが「盛岡市民のソウルフード」です。
コッペパンを横にカットして好きなフィリング(具材)をその場で手早く塗って販売する方法は、今でこそ専門店の定番となりましたが、本来は昭和初期のパン屋さんのスタイルでした。
今回は、戦後から地元民に愛され続けている福田パンの魅力と人気を、地元の私がお伝えしていきたいとおもいます(^^)
1.本記事のテーマ
- 福田パンとは
- 人気のおすすめメニュー
- 盛岡まで行けない方には
2.著者の経験
これまでの主な職歴は、人材サービス業とコンサル業での勤務です。
人材サービス業では14年間勤務し、約3,500名の求職者のみなさんへお仕事をご紹介してきました。また、コンサル業では7年間人事業務に携わり、新卒や中途採用、教育・研修などを行ってきました。
転職や就職情報のほか、面接時の雑談や、お仕事場での日常的なコミュニケーションツールとして、日々のニュースやトレンドの情報も、お伝えしていきます。
3.福田パンとは
「福田パン」の代名詞ともいえる「大きなふかふかのコッペパン」は、酵母の研究者で、太平洋戦争前にイースト製造会社で働いており、砂糖などが不要なフランスパンを作っていた「福田留吉」さんが、1948年に創業されました。
創業当時の戦後は物資不足の時代であり、入手可能な材料が限られていたことから、岩手大学の学生のために「1つでおなかいっぱいになるコッペパンを」と作ったのがはじまりとのことです。
福田さんのコッペパンは、コッペパン1個と牛乳1本で、ごはん2膳とお味噌汁1杯と同カロリーになるように計算されて作られていました。こうした経過もあり、盛岡ではコッペパンがおにぎりのような身近な主食として、生活に根づいてきました。
そうした創業当時の思想から、当初は学生相手の商売であったため薄利でしたが、1980年代頃より大手スーパーのサティに商品を卸すことを皮切りに、岩手県全域のスーパーからへ商品を卸すようになり経営も安定し発展されました。2023年時点では、売上全体のおよそ6割をスーパーが占めているとのことです。
現在は、多い日で1日約20,000個を販売する、まさに盛岡を代表する「ソウルフード」となりました。
「有限会社福田パン」プロフィール
本社:岩手県盛岡市長田町12-11
設立:1948年
創業者:福田留吉
業種:食料品
現社長:
店舗:①本店(本社併設)
岩手県盛岡市長田町12−11
【連絡先】019-622-5896
【営業時間】7:00〜17:00
【定休日】お盆、年末年始
②矢巾店
岩手県紫波郡矢巾町広宮沢第11-502-1
【連絡先】019-697-8400
【営業時間】7時〜17時
【定休日】日曜日、お盆、年末年始
③盛岡みたけ店
〒020-0122 岩手県盛岡市みたけ2-9
【連絡先】019-658-8809
【営業時間】8:00〜17:00
【定休日】木曜日、お盆、年末年始
④中ノ橋店
岩手県盛岡市中ノ橋通1-9
新盛岡バスセンター東館1階
【連絡先】019-656-0105
【営業時間】7:00〜18:00
【定休日】火曜日、お盆、年末年始
4.人気のおすすめメニュー
福田パンの魅力はなんといっても、常時50種類の豊富なフィリング(具材)です! また、フィリングの組み合わせ次第では、お好みで1,000種類以上の組み合わせが可能です。
福田パンは中身を2種類まで選ぶことができます。甘いパン系と調理パン系で料金が異なります。
中でも、店舗でしか食べることができない「調理パン系」の福田パンは、人気で数が限られています。
異なる2種類のメニュー
- 甘いパン系:組み合わせたクリームの高い方の値段で決まる
- 調理パン系;基本の味を選び、別途トッピング価格を加算
福田パンでの注意ポイント
- クリーム系は2種類まで組み合わせることができます。
- 甘い系と調理系の組み合わせはできません。
- 甘い系は組み合わせたクリームの高いほうのお値段をいただきます。
- 調理系は組み合わせた商品によってプラスのお値段をいただきます。
- 店舗限定メニューもあります。
(1)甘いパン系ランキング ベスト5
第1位 「あんバター」
第2位 「ピーナツバター」
第3位 「ジャムバター」
第4位 「抹茶あん」
第5位 「クッキーバニラホイップ」
(2)調理パン系ランキング ベスト5
第1位 「チキン南蛮」
第2位 「油淋鶏」
第3位 「海老カツ」
第4位 「ダブルウィンナー」
第5位 「エッグハムカツ」
5.盛岡まで行けない方には
(1)首都圏の方には
首都圏在住の方で、なかなか盛岡まで行けないという方には、なんと福田パンさんからのれん分けされた「吉田パン」さんが都内にあります
「吉田パン」と言えば、東京にコッペパンブームをもたらした火付け役として多くのメディアでも取り上げられるパン屋さんです。
その吉田さんの師匠というのが、岩手県・盛岡のソウルフードとして知られる「福田パン」の福田潔さんでした。
福田パンに惚れ込んだオーナー夫妻が、この盛岡の味を再現されていらっしゃいます。
亀有本店
- 住所 〒125-0061 東京都葛飾区亀有3丁目27−4
- 電話 03-5613-1180
- 営業時間 8:00~17:00(不定休)
- 当日、お品物が無くなりしだい閉店時間を早める場合がございます。
ルミネ北千住店
- 住所 〒120-8554 東京都足立区千住旭町42-2 ルミネ北千住 1F
- 電話 03-6806-1191
- 営業時間 10:00~19:00
- 当日、お品物が無くなりしだい閉店時間を早める場合がございます。
(2)その他の県の方には
パンのお取り寄せ専門サイト「ぱん結び」さんで通販で購入が可能です。
「ぱん結び」さんでは、福田パンの「4種のコッペパン&食パンセット(あんバター、ジャムバター、クッキー&バニラ、珈琲&チーズ)」を、1,600円(税込み)+送料で購入することができます。
福田パン – 4種のコッペパン&食パンセット(あんバター、ジャムバター、クッキー&バニラ、珈琲&チーズ)|冷凍パンの通販・お取り寄せなら「ぱん結び」 (pan-musubi.jp)