ルームランナー(正式名称は「トレッドミル」)は、室内で手軽にランニングやウォーキングができる便利な運動器具です。
しかし、「ルームランナーはダイエットにいらない」という意見も見られます。
私も見た目の外観や、ネット記事などをみながら、これを買ったらきっと痩せられると妻に何度も懇願し購入しました(笑) なんか、痩せられそうな雰囲気がもりもりなんですよね。
3年ほど毎日、仕事から帰宅してルームランナーを30分から1時間ほど、ダイエット目的で使用していました。
今回は、私の実際に使用して時の体験を合わせ、ルームランナーのダイエット効果についてお伝えしていきたいと思います。
1.本記事のテーマ
- ルームランナーで痩せない主な理由
- ルームランナー購入を見送るべき理由
- ルームランナー以外の効果的な運動
- 有酸素運動と筋トレの違い
2.ルームランナーで痩せない主な理由
結論ですが、私自身の体験としては、約3年ほどほぼ毎日30分から1時間利用して、ほとんどダイエット効果を得られた実感はありませんでした。
確かに、これくらいの時間を運動すると汗をかき、適度な運動感を得ることは出来ました。片頭痛(緊張型、血行不良)持ちの私にはむしろ、頭痛予防としての効果がとても大きかったです。
しかし、ルームランナーを使った運動はそれだけではなかなかダイエット効果を得にくいものの、正しい方法で行えばダイエットに効果があるのも事実です。運動強度の管理、食事量の調整、そして何よりも継続が重要です。
自分に合った複合的な運動プランを立て、健康的な体を目指しましょう!
ルームランナーで痩せない主な理由
- 運動強度が不十分
ルームランナーでの運動が、ダイエットをするにあたり、必要な運動強度に達していない可能性があります。運動強度や心拍数の変化を考慮し、脂肪燃焼につながる基礎代謝を上げるためにも筋肉トレーニングが必要です。 - 食事量の調整が不足
運動によるカロリー消費を過信して、食事量が増えてしまうことがあります。運動だけでなく、適切な食事制限がとても重要です。 - 運動の継続性が欠ける
短期間での効果を期待しすぎて、長期的な運動習慣が身につかない場合があります。ダイエットは継続が鍵です。
効果的なルームランナーの使い方
- 傾斜を付ける
なるべく傾斜をつけて走ることで、より多くのカロリーを消費し、下半身の筋肉を強化しましょう。 - 速度を上げる
運動強度を上げるために、速度を徐々に上げていくことが重要です。併せて心拍数も管理しましょう。 - インターバルトレーニングを行う
短時間の高強度運動と低強度運動を交互に行うことで、脂肪燃焼効果を高めることができます。 - 運動後の食事に注意
何せ汗はかきます。そして運動した感は十分に得ることができます。そのため、運動後は過剰な食事を避け、バランスの良い食事を心がけるように注意しましょう。
3.ルームランナー購入を見送るべき理由
私自身の使用しての実感は前述のとおり、ダイエット効果を実感することはできませんでした。
しかし、これには個人差や使用方法の差もあると感じます。
ルームランナーの購入を検討する際は、以下の懸念点も考慮することが重要です。自分のライフスタイルや運動の目的に合った方法を選ぶことで、より効果的で楽しい運動習慣を築くことができると思います。
購入前には、自分の運動習慣やスペース、予算をしっかりと考慮しましょう。
ルームランナー購入の懸念点
私は仕事で単身赴任をしていましたので、あまり周囲に気遣いをする必要はありませんでしたが、購入し実際に使用してみると、以外に配慮しなけれなならない問題も多くあります。
- スペースの問題:
ルームランナーは場所を取ります。一人暮らしの場合、少なくとも10畳程度の広さがなければ暮らしが不自由になります。折り畳みができることも売りの一つとなっていますが、折りたたんでも相応のスペースは必要になります。また、ルームランナー使用時には滑り防止のゴムマットも敷かなくてはいけません。 - コストパフォーマンス
値段がピンキリです。一般的には1万円から10万円程度の初期投資が必要です。
高価なものほど良いとは限りませんが、安価なものは満足のいく機能が装備されておらず、期待する効果を得られない可能性が大いにあります。 - メンテナンスと故障のリスク
故障した際の対応や保証期間、メンテナンスの手間とコストを考慮する必要があります。
ランニングマシンやルームランナーの寿命は早くて3年、長く持って5年程度とされています。
私も1年半くらい使用後に、ランニングベルト(歩いている部分)から異音が出始めました。足を乗せて体重をかけている場所という関係上、消耗が早いパーツとなっています。
日常のメンテナンス(掃除や潤滑油塗布)や、修理などが寿命を延ばすために必要となります。 - 運動の多様性
ルームランナーは基本的にランニングやウォーキングの運動に限定されるため、運動の多様性が乏しくなる可能性があります。
外でのランニングに比べて、地面からの反発力を利用した「蹴り出し」などもないため、一部の筋肉への刺激が弱まる可能性があります。 - 騒音の問題
私は比較的防音効果のあるマンションの1階でしたので、あまり気にしませんでしたが、下に他の方が住んでいる場合は配慮が必要です。
相当の機械音と、運動音がでます。防音と防滑用のゴムマットも使用しますが、アパートなどの場合はかなり注意が必要と思います。
4.ルームランナー以外の効果的な運動
ルームランナー以外にも、多くの有酸素運動があり、自宅や屋外で気軽に取り組むことができます。
屋外がいやで私もルームランナーを購入しましたが、効果が得にくいとやっている意味もないのかなと感じました💧
これらの運動は、ルームランナーに代わる有酸素運動として健康維持や体力向上、ストレス解消にもとても効果的です。自分の好みやライフスタイルに合わせて、楽しみながら続けられる運動を見つけましょう。
自宅でできる有酸素運動
- 踏み台昇降: 踏み台を使った昇降運動は、心拍数を上げるのに効果的です。
- エア縄跳び: 縄跳びの動作を縄なしで行うことで、場所を選ばずにできます。
- エア自転車こぎ: 床に寝て、空中で自転車をこぐような動作をすることで、下半身を中心に鍛えられます。
屋外での有酸素運動
- 水泳: 全身を使う運動であり、関節への負担も少ないため、幅広い年齢層におすすめです。
- サイクリング: 自転車に乗ることで、楽しみながら有酸素運動ができます。
- ハイキング: 自然の中を歩くことで、心身ともにリフレッシュできます。
5.有酸素運動と筋トレの違い
有酸素運動と筋トレ(筋力トレーニング)は、健康やフィットネスを目指す上で重要な役割を果たしますが、その目的と効果には大きな違いがあります。
有酸素運動は主に心肺機能の向上や脂肪燃焼を目的とし、長時間続けることができる運動です。一方、筋トレは筋肉量を増やし、体を引き締めることに焦点を当てたトレーニングです。
目的に応じて、これらの運動を組み合わせることで、より効果的な健康維持や体型改善が期待できます。
有酸素運動の特徴
有酸素運動は、酸素を利用してエネルギーを生成する運動のことを指します。長時間続けることができ、心肺機能の向上や脂肪燃焼に効果的です。
- 主な種類: ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳など
- 効果: 心肺機能の向上、持久力の向上、ストレス解消、脂肪燃焼によるダイエット効果など
筋トレ(筋力トレーニング)の特徴
筋トレは、筋肉に対して一定以上の負荷をかけることで、筋肉の量や力を増やすトレーニングです。筋肉量の増加により基礎代謝が上がり、体の引き締めや健康維持に役立ちます。
- 主な種類: 自重トレーニング(プッシュアップ、スクワットなど)、フリーウェイトトレーニング(ダンベルやバーベルを使用)、マシントレーニングなど
- 効果: 筋肉量の増加、基礎代謝の向上、体の引き締め、骨密度の向上、健康維持など