【30代の転職】成功のポイント 絶対にある自分の強みを生かす! 

30代の転職についての不安
  • そもそも30代で満足できる転職先はあるのか。
  • 本当に今の就業先を辞めて転職してよいのか。将来が不安。
  • 転職先で難易度の高い業務を任され、結果を残すことができるか不安。
  • 年下の上司や、人間関係など、またゼロからうまく関係構築できるか不安。
  • 収入が下がってしまうのではないか、生活できるのか不透明。

今回は、働き盛りを迎えた30代の転職について、その不安や疑問に答えていきたいと思います。
安心してください、30代の皆さんは十分に採用価値があるという、企業は増加傾向にあります!

※転職成功者の年齢調査(doda「転職成功者の平均年齢調査【最新版】」より)

転職成功者の平均年齢調査【最新版】転職するなら何歳まで?年代別の転職活動のポイントは? |転職ならdoda(デューダ)

目次

1.本記事のテーマ

  • 30代の転職 本当に転職をするタイミングか確認すること
  • 私の転職における鉄の掟
  • 30代から40代へのステップアップ
  • 30代での転職における留意事項および注意事項


2.著者の経験

これまでの主な職歴は、人材サービス業とコンサル業での勤務です。

人材サービス業では14年間勤務し、約3,500名の求職者のみなさんへお仕事をご紹介してきました。また、コンサル業では7年間人事業務に携わり、新卒や中途採用、教育・研修などを行ってきました。


3.30代の転職 本当に転職をするタイミングか確認すること

私自身も39歳で転職をした経験があります。
その時に在籍していた会社は、自身のキャリアでも一番長い職歴であったため、色々な迷いがあり、そして悩みました。

転職については、様々な動機があると思います。
今になって考えると、感情的に転職を決意した部分も否めません。

みなさんにはそういった後悔や間違いがないように、本当に転職のタイミングなのかを整理してから、転職活動に入ってほしいと考えます。

特に30代のキャリアは、今後の方向性に大きく影響を与える内容です。安易な転職は、40代以降の働き方(転職)に大きな影響を与えるので、ここはじっくり考えましょう。

  • 今後のキャリアアップの幅は、今後の同会社で就業を継続するうえで、十分に期待感を持てる内容(見込み)があるか。
  • 現在の会社は、将来的な環境変化(家族の生活、両親の介護、将来的な生活基盤となる居住地など)に対応できる就業体系(人事制度)があるか。
  • 他の社員で、柔軟な働き方をしている社員がいるか。また、上記のような環境変化を前向きに捉える企業風土、企業文化があるか。
  • 働き方改革に積極的で、多様な働き方の制度が整っている場合、理想的な収入を維持できる人事制度(給与規定)になっているか。
  • 現在の収入は、今後のライフステージが変化した場合(出産、住宅、車、教育など)に対応できる収入か。または、不足分を補完する副業が認められている制度があるか。




4.私の転職における鉄の掟

私はこれまで5回転職し、現在6社目の会社で勤務をしています。

1回目の転職は22歳(入社後すぐの転職でした泣)、2回目は26歳、3社目は39歳、4回目は46歳、5回目は48歳での転職です。

本当に、よく懲りずに転職しているなと自分でも感じてしまいます。。

特に後半はライフステージも変化し、仕事に対する考え方や、働き方に制約が出てきたのも理由の一つです。

そんな私の、転職における鉄の掟が以下の5点です!!

私の掟ですが、これまでの失敗経験も踏まえてできた掟です。

絶対に守る転職の掟
  • 必ず、次の転職先を決めてから退職する。転職先が決まったらあくまで転職先ファーストで動く。
  • 事前に決めた生活を維持するための給与条件を守る。その条件を絶対に下回らない。
  • 自分自身の市場価値を知る、本命企業対策として試験トレンドや面接材料を得る、ためにできる限り多くの企業を受ける。
  • 面接日程や合否などの連絡、全体スケジュールについて、こちらから確認しないと答えない、あるいは定められた日程に連絡が来ない、などの企業は即時辞退する。
  • 求人票と異なる条件(マイナス条件)を提示してきた企業は、即時辞退する。


5.30代から40代へのステップアップ

前項にも書きましが、30代は企業にとっても非常に魅力的な世代です。

私の場合も、一番のモテ期は39歳の転職時でした。新卒や20代の頃よりも企業からオファーもいただき、面接もとてもスムーズでした。

理由としては明確で、定年まで少なくとも20年以上の期間が存在するため、採用後の経験を積ませるための時間も十分に確保できます。
よって、必然的に将来の幹部候補としての採用が意識されます。

このため、30代の働き方であり就業先を安易に考えてはいけません。
30代での経験が、40代以降のキャリアに大きく影響します。

問題なく、30代での転職先で退職までゴールができれば素晴らしいことです。

一方、何らかの理由により私のように40代で転職を行う場合、この30代でのキャリアが評価基準になっていると感じました。

結論として、20代後半から30代でのキャリアは、ある程度のポジションを得られるまで頑張ってください!急に根性論ですが、ここは踏ん張りどころなのです。

その頑張りは以降において、これまでの転職はキャリアアップを目的とした転職であったと、客観的な評価を伴いみてもらうことができます。



6.30代での転職における留意事項および注意事項

これまでに記載したとおり、30代の転職者を採用することは、企業として将来を担う重要な人材の確保と同意です。

それゆえに、これまで10年、20年と勤務をしてきた社員と同条件、あるいは社員よりも好条件で入社することも珍しくありません。

このことから、自身の経験も踏まえると、100%誰かからは確実に妬まれます。

給与条件などを推察する社員もいれば、与えられる仕事を比較する社員もいます。また、幹部との関係性(距離感)について良く思われないケースもあります。

転職先で実績を残すために必要なのは、何よりも周囲との良好な関係性です。
この世の中で、一人で結果を出せる仕事はありません。

私は転職の都度、こうしたことに気が付かず大変な思いも沢山経験してきました。

別記事でも細かく記載いたしましたが、今後、転職される皆さんは是非遠回りせず、以下の点を頭の片隅に入れて仕事を進めてください。

些細なことかもしれませんが、他で書かれているどんなテクニカルな手法よりも、一番早く良好な人間関係を築くことができ、そして結果を出せる唯一の秘訣です。

POINT
これまでの職場との比較を口にしないこと

特に一般職のみなさんと仕事を進める際は、前職との比較を全面にださないことが大切です。
反面、上席やマネージャークラス等との打ち合わせで、前職の取り組みや、成功事例などを説明し情報を共有することは大いに有効です。

ただし、いずれも今の職場を批判する話し方はNGです。あくまで良い点、改善する点を併せて提案しましょう。気を付けないと思いもよらない落とし穴に落ちてしまいます。

POINT
常に謙虚な姿勢を保つこと

みなさんの人柄や、本来持っている仕事力を認識していただけるまでには、相当な時間がかかります。
年齢が若ければ可愛がってもらえるケースもありますが、30代での転職はできて当たり前として受け入れられます。
入社直後は、アイスブレイクのために一定の時間が必要になります。
転職先の風土や文化、そして人間関係などを理解できるまでは、何かあってもぐっと我慢していましょう。
どんなに相手が間違っていても、自身の土台ができていないうちに戦ってはいけません。
頑張って、良い意味で猫をかぶりましょう。

POINT
誰よりも進んで嫌で、面倒な仕事を引き受けて処理すること

転職で勘違いしてしまうのは、面接で話があった重要な仕事をするために採用を受けたと誤認することです。

決して間違いではありませんが、それは将来的な話です。

30代の皆さんは、まだまだ成長の過程にいます。
是非、率先して他の社員が嫌がる、面倒な仕事を進んで引き受け、そして効率よくこなしてください。そうした背中をみて、周囲の社員が自然にみなさんを評価してくれます。


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