40代転職面接のカギは「面接台本」の作成 自己紹介術7つのポイント

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面接時の疑問について
  • 担当者との面接日程調整は、どこまでこちらのスケジュールを話してよいか。
  • 会場には何分前に到着するのが理想か。受付も評価に入っているのか。
  • 面接でのスムーズな自己紹介ができない。
  • 面接で聞かれるポイントはある程度イメージできるが、少し深い質問に詰まってします。
  • 面接官の質問に対して、正確に答えられているか自信がない。
  • 最後の逆質問は、何を質問すると印象がよいのか。

今回は、こうした問題を一挙に解決する「面接の台本作り」について、解説していきます。

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目次

1.本記事のテーマ

  • 面接の日程調整
  • 面接のシナリオを整理する
  • 質問の台本作成 準備しておきたい7つの重要項目
  • 面接での逆質問 注意しておきたい3つのポイント

2.著者の経験

これまでの主な職歴は、人材サービス業とコンサル業での勤務です。

人材サービス業では14年間勤務し、約3,500名の求職者のみなさんへお仕事をご紹介してきました。また、コンサル業では7年間人事業務に携わり、新卒や中途採用、教育・研修などを行ってきました。

転職や就職情報のほか、面接時の雑談や、お仕事場での日常的なコミュニケーションツールとして、日々のニュースやトレンドの情報も、お伝えしていきます。

3.面接の日程調整

書類選考を通過すると、いよいよ実際の採用担当者との面接になります。

書類選考を通過したこの時点から、皆さんの所作の一挙手一動が評価に関わると考えて、応対していきましょう。ここからの敵は、皆さんと同等かそれ以上の対戦相手になります。

40代の皆さんの相手は全て強敵だと想定しましょう。同業経験者かあるいは他業界で結果を残してきた人か。いずれの工程においても、準備を怠らず万全の体制まで仕上げて対応しましょう。

面接日の日程調整は概ね、①転職サイト内でメールを使用しての日程調整、②個人アドレスを使用しての日程調整、の2パターンにです。

いずれも、以下のポイントを意識して日程を調整しましょう。

  • 相手から候補日の選択を受けた場合は、その中で選択しましょう。予定が付かない場合は素直に申し出て再度候補日を伺いましょう。
    時間帯だけ都合が悪い場合は、一応、日付はそのまま時間帯の変更確認を行うことも、担当者には好印象です。担当者は忙しく、日程丸ごと再設定はスケジュール的に厳しい場合があります。
  • こちらから相手に面接候補日を伝える場合は、最低3つは候補日を伝えましょう。それでも相手の日程が合わない場合は再調整します。
  • 指定する候補日については、相手に誤解を与えないように、対応できる時間帯まで具体的に記載すると好印象です。
候補日のメール返信例
  • 〇月〇日(月)9:00〜12:00、15:00〜17:00は対応可能です。
  • 〇月〇日(木)午後対応可能です
  • 〇月〇日(土)終日対応可能です

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4.面接のシナリオを整理する

限られた時間で行われる面接は、一定のシナリオが想定されます。面接当日の流れをある程度イメージしておくことで、そして対応についても事前にまとめておきましょう。気持ち的な余裕ができます。

面接の段階(一次面接、二次面接、最終面接)により、シナリオの内容は変化します。

二次面接以降は、その企業により出席者や評価の度合いが異なるケースが多いため、基本となる一次面接を例に当日の流れ想定してみましょう。

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(1)開始時間前

私は開始時間の少なくとも40分ほど前には、面接場所に到着するようにしていました。

目的は建物の雰囲気に慣れること、求人内容を再確認すること、質疑応答の内容を再確認のためです。

商業ビルなどの場合は、トイレや非常階段などが私の準備場所でした。

(2)面接のおおまかな流れ

一次面接は概ね以下の流れになります。
順番は前後することもありますが、採用活動に慣れている会社ほど、以下のような流れでスムーズに進行されていきます。

ただし、一般的な流れを意識していない企業もありますので、そのためにもどこから始まってもいいように、事前に心の整理をしましょう。

40代の皆さん、私自身がそうでしたが「大丈夫、いつもの仕事のようにやれば大抵のことは対応できる」という姿勢が一番の命取りです。

相手が準備万全で、流暢に面接をこなされただけで、準備不足の応募者は不採用が濃厚になります。

STEP
企業側の挨拶

主に企業の採用窓口担当者から、開会の挨拶で面接が始まります。面接担当者の紹介もあります。

面接担当者が既に会場で準備している場合は、会場に入室した時点で自席の横に立ち、簡単に自己紹介し、一礼の上、着席することを忘れずに行いましょう。

STEP
応募者の自己紹介、職歴説明

皆さんの紹介(氏名、職務経歴)を求められます。

改めて席を立ち、一礼し再度名前と簡単な挨拶の上、着席します。
ここでは、「改めまして○○と申します。本日はお忙しいなか、お時間をいただきありがとうございました。それでは着席をさせて頂き、職務経歴を説明させていただきます」程度の挨拶で十分です。

着席後、職務経歴書冒頭部の要約欄を説明してください。

STEP
企業側からの会社説明、求人内容説明

担当者より会社案内、今回の求人について説明があります。

説明の中で質問があっても、ここは話の腰を折らず説明を最後まで聞いてください。
後程、質問のコーナーが設けられますので、事前に確認したい事項を含め、まとめて質問しましょう。

STEP
企業側からの質疑

企業側からみなさんが提出した履歴書・職務経歴書について質問があります。

そのほか、現職中の方は退職予定時期、勤務可能日、通勤手段、家族の状況、転勤の可否など就業に関する基本的な事項について質問されるケースが多い場面です。

事前に十分に自分の希望や条件を伝えられるように、整理しておくことが差別化になります。

STEP
応募者からの質問

用意していた質問をします。必ず2〜3つ程度、質問をするようにしましょう。

ありきたりな質問をしては終わりです。求人票をみればわかるような質問ももちろんNGです。

ここは、40代で転職を検討している人間が質問するべき内容が沢山あるはずです。質問コーナーではありますが、間違いなく自己PRの場です。意中の企業であればその気概をもってこのパートは乗り越えてください。

例としては、どういったキャリアプランが想定できるのか、求人内容に記載のある業務内容の実態はどうなのか、管理職を目指すにあたってのハードルは何か、中長期の事業計画はどのような想定があるのか(事前に確認していることを前提に)、給与体系はどのような内訳か、転勤の選択は可能か、などなど、皆さんが十分なキャリアを持っていることは企業側も理解していますので、深い内容について質問することは何も不自然ではありません。

むしろ、数年後の幹部候補生として、入社前に知るべき事実だと思います。また、企業側もそれにより本気度を測ることができます。

STEP
企業側からの合否連絡の期限説明

面接の終了挨拶にあわせ、合否の連絡について説明があります。以降のフローの説明がない場合は必ず確認するようにしましょう。

私の僅かなこだわりですが、最後に今後のスケジュールを示さない、あるいはいつまで合否の回答をするという内容を伝えない企業に、良いイメージを持ったことがありません。

応募者の気持ちを考える=配慮ができる会社、配慮を行う風土のある会社かな、という認識です。

STEP
他、面接後にSPI試験、性格検査などの実施する場合があります。

面接後に試験を実施する場合があります。この場合は面接日の連絡の際に併せて実施の連絡があります。

事前に試験実施は伝えられていると思いますが、面接と同様にSPI対策は万全を期して行ってください。

一般的に社会人が実施するSPI(正しくはリクルートマネジメントソリューションズが提供する適正検査、SPI総合検査)は、性格検査と能力検査の2項目で構成されています。

特に、能力検査は数をこなした者勝ちです。時間さえかければ解くことはできますが、しっかり対策をしてきた方と、行き当たりばったりの方では倍以上スコアに差がでることもよくあります。

最低限2~3冊程度はSPI対策本を何度も解いて、自然とペンが動くレベルまで勉強をしてください。

難しい内容ではないので、1か月もあれば十分に対策できるはずです。ここの労力を惜しむ限り、優良な求人での内定は厳しいと認識しましょう。

5.質問の台本作成 準備しておきたい7つの重要項目

私は、いつも面接前に台本を用意していました。

もちろん、まれに社内の会議などでも見かけますが、台本など用意せずスラスラと、そして流暢に説明を進められる方もいらっしゃると思います。

ただし、限られた時間で簡潔に要点を話すことが求められる面接においては、私は台本を用意することを強くお勧めします。限られた時間で要点を説明する入札案件のプレゼンと同様です。

毎回作成をすることは、とても大変と思う方も多いと思いますが、皆さんにとっては簡単です。

なぜならば、これまで皆さんは頑張って職務経歴書、そして履歴書を作ってこられたからです。

この2点の書類の中から、最低限想定される質問に対する回答を整理します。そして、文章として書き起こしている内容を、実際の面接で話し言葉と使える「台本」仕様に変換するだけなのです。

面接は相手次第で、雰囲気も全く変わってしまいます。

こうした準備や対策が、当日の皆さんを強く支えてくれます。

自分用の履歴書や職務経歴書の手持ち分と一緒に忍ばせておいても問題ありません。もしくは、少し加工して履歴書や職務経歴書欄に追記した書類を新しく手持ち用に作成しておいても良いと思います。

以下の7つの基本的な項目につおいて、質問に対する回答をまとめ、声に出して何度も練習することが重要です。

他の記事にも記載しましたが、回答は端的に要点をまとめて伝えることがポイントです。おおよそ1分でスピーチする文字数は300字前後とされています。聞き手が集中して聴ける時間は概ね3分程度(900字程度)です。

この時間と文字数を目安にそれぞれの台本を作成してください。

転職活動はまず自分に合ったエージェント探しから

(1)自己紹介

ここは、職務経歴書欄の「要約欄」を丸読みでOKです。

(2)志望動機

ここは、履歴書欄の「志望動機」を丸読みでOKです。

(3)退職理由

主に一番近い職歴、現職中の場合は現職の退職を決意した理由は、必ず聞かれる項目です。

中には、学卒の一番最初の職歴から、全ての退職理由を聞かれたケースも数回ありましたので、念ため、これまでの全職歴の退職理由を整理しておきましょう。

人間関係や待遇(給与)などが、ほとんどの場合の退職理由と思いますが、その点を正直に話す必要はありません。むしろ話してはいけません。

面接官も本当の理由ではないと解かっていて、形式的に聞いている項目です。前向きな理由で返答してください。

私は、以下のような感じで書いていました。

私の退職理由例

拠点のメンバーにも恵まれ、営業としてこれまで成績を残すことができました。その評価も伴い単身赴任で転勤をしながら、各県での勤務を続けてまいりました。
しかし、頑張れば頑張るほど、家族のいる地元の小規模な支店に戻ることはできず苦慮しておりました。やりがいもあり非常に悩みましたが、将来的なライフプランを考え、地域を限定した働き方のできる企業への転職を決意した経過にあります。

(4)長所

ここはできる限り客観的に自分を見つめることが大切です。

長所と短所は表裏一体ですので、まずは自身の良いところを書き出すと、その逆がだいたい短所になります。

私は長所を説明した後に、それをどうのように活かしてきたかを簡単に説明しておりました。

私自身が面接官としてこの質問に対する回答を聞いていた際の経験談ですが、あれもできる、これもできると、必要以上にアピールされると引いてしまいます。

むしろ意地悪な質問を返したくなってきてしまいますので、ほどほどで打ち切りましょう。

私の長所例

長所として申し上げるのは恐縮ですが、これまでの経験を振り返ると、基本的な部分ではありますがコミュニケーション力であり、人と人をつなぐ調整力を長所と認識しております。仕事を通してつちかった部分もありますが、性格的にもそうした役回りに適正があると捉えております。
また、仕事は個人の能力だけでは難しく、チームとして目標に向かい達成していくことが大切と考えております。そうした仕組み作りや雰囲気作りについても、意識して仕事をするように心がけています。

(5)短所

本当に短所は書き方が難しいなと思うパートです。

「私の短所は〜です」のように、短所をストレートに表現することは避けましょう。相手にとっては、必要以上にマイナスの印象を持たれる可能性があります。

書き方として良い形は、一緒に働いていた同僚が自分のことについてこのように話していたとして、客観的な事実として短所を伝える話し方です。

重要なことは「話はじめは短所」ですが、「話の終わりは長所」として締めくくることが大切です。

私の短所例

一緒に働いた職場の同僚と食事をする機会があり、外見と違い、決めたらやり通す、なかなかの頑固者いう当時の私の印象を伺いました。これまでの経験の中で、重要なことは目標の達成に向けたプロセスであると考え、仕事を進めてまいりました。
振り返るとそうした厳しい場面でのプロセスに対する頑固さや、みんなで成功させるという強いけん引が、時として重みになっていたのかもしれません。
今後は苦しい時にも心にゆとりをもち、どのような時にもメンバーにとって働きやすい環境がある、そうした気持ちを忘れず仕事を進めていきたいと思います。

(6)成功体験

ここは言葉のとおり、これまでの職歴での成功体験を記載してください。

可能な限り今回の求人内容に近い職歴でのエピソードの方が、より親近感があり望ましいと思います。

注意点は、成功の裏には必ず他のメンバーの協力があるということです。

個人営業にしろ、通信販売にしろ、必ず売り上げを構築するためには、他の社員の力が必要になります。

そうした感謝の念のない成功体験談は、ただの自慢話です。十分に読み返しをおこない印象をチェックしてください。

(7)どういった項目で活躍できるか

ここも履歴書の志望動機が活きてくる部分です。

企業が求めている人材イメージや、中長期に目標としてかかげている事業内容に沿ったアピールができればベストです。

活躍例

顧客と直接向き合い、自分らしい営業活動を通して既存顧客の深耕開拓であり、新規顧客の開拓など、これまでの経験を活かしつつ売上・利益という結果で貢献していきたいと考えます。併せて、異業種の経験がございしたので、この経験則を活かしたアイディアや、新規プロジェクトの発案など、これまでにない取組みに寄与することができれば幸いです。
また、将来的にマネージメントに従事させていただく機会があれば、メンバーに対しては仕事に対する動機付けであり、仕事を通してのやりがいを理解してほしいと考えます。
短期的中期的な目標を考える時間を作り、自分の存在意義が感じられる職場、自分の仕事が会社に貢献していることが理解できる、そうした環境作りに力を入れていきたいと思います。

本気のスカウトしか届かない【PayCareer】

6.面接での逆質問 注意しておきたい3つのポイント

ここは応募者の「入社したい」という気持ちを、最後に伝える場面です。

もちろん、業務内容や処遇など、率直に疑問に思うところは確認をしてください。

ただし、以下の3点は注意してください。

私自身も転職活動をしている際、無意識に以下のような質問をしてしまうことがありました。

  • 事前にホームページや、求人で解答が明確にでている項目は質問しない。
  • 給与や福利厚生、手当や退職金など、過度と捉えられる処遇(金銭的な質問)の連発質問は避ける。
  • 経験があるあまり、知ったかぶりと捉えられる質問・表現は避ける。

薄い内容やありきたりの質問は、むしろ「質問は特にありません」以上に、マイナスイメージになる場合もあります。

あくまで形式的とも思われるここのパートは、使い方によっては「十分に入社意欲をアピールする場所」、であることを忘れずに対策してください。

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