寺田心×鈴木梨央 新作映画「屋根裏のラジャー」 声優陣と映画の魅力

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「屋根裏のラジャー」に関する疑問
  • 主人公や物語のあらすじはどういう感じなの?
  • 声優は誰が選ばれているの?
  • この映画の原作は?
  • 公開日はいつから?
  • 作品の見どころは?

「スタジオポノック」による長編アニメーション「屋根裏のラジャー」の初日舞台挨拶が、本日12月15日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で行われました。

キャストの寺田心さん、鈴木梨央さん、安藤サクラさん、仲里依紗さん、山田孝之さん、寺尾聰さん、イッセー尾形さん、監督の百瀬義行さん、プロデューサーの西村義明さんが、会場で作品について想いを語ってくれました。

A・F・ハロルドによる児童文学を原作にした本作は、愛を失った少女アマンダと、彼女の想像から生まれた“イマジナリ”の少年ラジャーが、現実と想像の世界を駆け巡るファンタジー作品です。

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目次

1.本記事のテーマ

  • 「屋根裏のラジャー」のあらすじ
  • 「屋根裏のラジャー」の原作
  • 主な登場キャラクターと声優陣
  • 寺田心さん×鈴木梨央さん インタビュー


2.著者の経験

これまでの主な職歴は、人材サービス業とコンサル業での勤務です。

人材サービス業では14年間勤務し、約3,500名の求職者のみなさんへお仕事をご紹介してきました。また、コンサル業では7年間人事業務に携わり、新卒や中途採用、教育・研修などを行ってきました。


3.「屋根裏のラジャー」のあらすじ

物語の主人公ラジャーは、想像力豊かな少女アマンダがつくりだした“イマジナリーフレンド(想像上の友達)”です。

ラジャーのことが見えるのはアマンダだけで、2人はいつも一緒で親友あり、楽しくあそんでいました。

しかし、ある日ミスター・バンティングという怪しげな男に出会ったことで、2人は離ればなれになってしまいます。

イマジナリは、人間に忘れられると消えてしまうという運命を知ってしまったラジャー。
このままアマンダに忘れられたら、ラジャーはこの世から消えてしまい、二度とアマンダに会えなくなることを知ります。

猫のジンザンに誘われ、自分と同じように誰かのイマジナリだった仲間たちと出会ったラジャーは、最後の望みにかけ、大切な友達を取り戻すための大冒険に繰り出します。
想像の世界が消えようとするのを防ぐため、仲間たちと「誰にも見えない戦い」に挑みます。

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4.「屋根裏のラジャー」の原作

本作『屋根裏のラジャー』の原作は、イギリスの詩人・作家のA・F・ハロルド著の児童文学『ぼくが消えないうちに』(原題: The Imaginary)です。

2016年にポプラ社より刊行された原作の「ぼくが消えないうちに」は、イギリス発のファンタジー作品でした。

ラジャーは、少女アマンダが想像してつくり出した親友だ。
ふたりはいつも一緒に、楽しい時間をすごしていた。
しかしある日突然、アマンダがいなくなり、ラジャーはひとりぼっちになってしまう。
アマンダに忘れられると、ラジャーはこの世から消えてしまうというのに。
さらに、子どもたちの想像力を盗む、不気味な男もあらわれて…。
大切な友だちを探すため、ラジャーの旅がはじまった……!


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5.主な登場キャラクターと声優陣 

寺田心 ラジャー、少女アマンダの想像から生まれた〈イマジナリ〉。
2008年6月10日生まれ。愛知県出身。本作にてアニメーション映画初声優・初主演。大河ドラマ「おんな城主 直虎」、連続テレビ小説「らんまん」、ドラマ「ブラックポストマン」などに出演。CMやバラエティ番組にも多数出演し、一躍注目を集める。主な出演作品に、『パパはわるものチャンピオン』(18)、『ばあばは、だいじょうぶ』(19)、『妖怪大戦争 ガーディアンズ』(21)、『鋼の錬金術師 完結編』(22)。

鈴木梨央 アマンダ 本屋の2階に暮らす、ラジャーを生み出した少女。
2005年2月10日生まれ。埼玉県出身。2012年、ドラマ「カエルの王女さま」(12)でデビュー。大河ドラマ「八重の桜」、ドラマ「Woman」(13)、連続テレビ小説「あさが来た」(15)などに出演。その他、CM・舞台・声優でも活躍の幅を広げている。主な出演作品に、『僕だけがいない街』(16)、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(17)、スタジオポノック短編劇場『ちいさな英雄』(18)『最高の人生の見つけ方』(19)、『おしりたんてい スフーレ島のひみつ』(21)。

安藤サクラ アマンダの母。シャッフルアップ書店の店長。
1986年2月18日生まれ。東京都出身。本作にてアニメーション映画初声優。映画『風の外側』(07)で俳優デビュー。主な出演作品に、『百円の恋』(14)、『万引き家族』(18)、『ある男』(22)、『怪物』(23)。『百円の恋』(14)、『万引き家族』(18)で、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ数々の映画賞を受賞。主演映画『BAD LANDS バッド・ランズ』(23年9月)、映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』(23年10月)の公開を控える。

仲里依紗 イマジナリの町でラジャーが出会う少女。
1989年10月18日生まれ。長崎県出身。ドラマ、映画に出演する他、ファッション誌ではモデルとして活躍。幅広い役柄を演じる演技力で評価されている。主な出演作品に、『時をかける少女』(06)、『サマーウォーズ』(09)、劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(23)、映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒』(日本語版吹替声優)(23)。映画『白鍵と黒鍵の間に』(23年10月)の公開を控える。

杉咲花 謎に包まれたオーロラ。
1997年10月2日生まれ。東京都出身。映画『湯を沸かすほどの熱い愛』(16)で第40回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞・新人俳優賞など、多くの映画賞を受賞。スタジオポノックの長編第1作となる『メアリと魔女の花』(17)で、ヒロイン・メアリの声優を務めた。

山田孝之 ジンザン ラジャーの前に現れる怪しげな猫。
1983年10月20日生まれ。鹿児島県出身。1999年に俳優デビュー。以降日本を代表する俳優として多数の作品で主演を務める。主な出演作品に、『猫の恩返し』(02)、『闇金ウシジマくんシリーズ』(12~)、『ハード・コア』(18)、『ステップ』(20)、『はるヲうるひと』(21)。『唄う六人の女』(23年10月)の公開を控える

高畑淳子 ダウンビートおばあちゃん 田舎で暮らす、アマンダの祖母。
1954年10月11日生まれ。香川県出身。1976年に劇団青年座に入団。ドラマや映画、舞台と話題の作品に多数出演し、実力派女優として活躍。主な出演作品に、『かぐや姫の物語』(13)、『女たち』(21)、『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』(21)、『母性』(22)、『仕掛人・藤枝梅安』(23)。

寺尾聰 老犬 イマジナリの老犬。
1947年5月18日生まれ。神奈川県出身。映画『黒部の太陽』(68)で俳優デビュー。1981年に発表した「ルビーの指環」で高い評価を受け大ヒットを記録。黒沢明監督作品『乱』や『夢』で注目を浴び、『雨あがる』『半落ち』では日本アカデミー賞最優秀主演男優賞。2008年紫綬褒章受賞。本作で声優初挑戦となる。

イッセー尾形 ミスター・バンティング ラジャーをつけ狙う謎の男。
1952年2月22日生まれ。福岡県出身。「一人芝居」の第一人者として独自のスタイルを80年代に確立。90年代には海外からも招致され、数多くの都市で上演を果たす。映画・ドラマにも多数出演し、硬軟織り交ぜた多彩な演技で観る者を魅了。マーティン・スコセッシ監督の映画『沈黙-サイレンス-』(17)ではその演技が高く評価され、近年では、アルチュール・アラリ監督の映画『ONODA一万夜を越えて』(21)、演劇ハロルド・ピンター作「管理人」(22)、ヤスミナ・レザ作「ART」(23)に出演。

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6.寺田心さん×鈴木梨央さん インタビュー

主人公ラジャーの声を担当した寺田心さん、ラジャーを想像した少女アマンダの声を担当した鈴木梨央さん。

子ども時代から互いをよく知る2人への、『屋根裏のラジャー』インタビューです!

映画をご覧になる前に、是非チェックしてください(^^)
(C)ORICON NewS inc.

アマンダのように「イマジナリーフレンド」を持つ子どももいれば、いない子どももいる中で、寺田さんはいたそうですね?

僕には「コロちゃん」という名のイマジナリーフレンドがいました。いつの頃からか、声が聞こえなくなっておしゃべりできなくなってしまったのですが、アマンダとラジャーの関係性が自分とコロちゃんに重なって、共感するところも多くて、この物語がすごく好きです。

心くんは誰とでも楽しそうに話していましたね。私はすごく人見知りする性格だったのですが、心くんが話しかけてくれるので、私も人見知りをあまりしなくなった気がします。心くんのおかげです(笑)。

鈴木さんは?イマジナリーフレンドはいましたか?

まず私自身にもイマジナリという存在がいたのかと考えました。私は小さい頃からドラマを観ることが好きで、せりふを紙に書いて覚えていたのですが、相手役として紙に似顔絵を描いて壁に貼って、話しかけていました。今思い返すと、その遊びこそが自分の心を豊かにしてくれたり、楽しませてくれる存在で、それが私にとってのイマジナリだったのかなと思います。

イマジナリーフレンドがいなかったという人も、思い出してほしいんです。それは、リアルな友達や肌身離さず持っていたぬいぐるみ、おもちゃだったかもしれない。成長していくうちに、新しい出会いがあるたびに、薄れていって、忘れてしまっているけど、言葉で説明できないだけで、心のどこかに残っているんじゃないかと思うんです。それをハッと思い出させてくれるのが、この映画なのかなと思います。

中学3年生になった寺田さんは最近、18歳の鈴木さんのことを「先輩!」と呼ぶようになったそうですね。

いままでずっとお姉さんというか、お姉ちゃんみたいに思っていて、「梨央お姉ちゃん」と呼んでいたのですが、中学校に入ってから、部活(バスケットボール部)で先輩後輩関係を意識するようになったこともあって、「先輩」と呼ぶようになっちゃいました(笑)。

私も弟みたいに思っていました。この作品の試写の時に会ったのがたぶん4年ぶりで、すごく背が伸びていて、声も変わっていて、「梨央先輩」と呼ばれて、びっくりしました(笑)。まだちょっと慣れないですね。

中学に入学した頃はまだ小さかったんですが、この2年くらいで急に30~40センチくらい背が伸びて。身体的な成長に気持ちが追いついていないというか…。大人にならなきゃ、と焦る気持ちもあります。

ラジャーの声は、寺田さんの変声前後の貴重な声でもありますね。

ラジャーは僕が演じたい、と思ってオーディションを受けて、決まって本当にうれしかったのですが、声変わりが始まるギリギリのところで収録することになって、大きな声を出さないようにするとか、白湯やハチミツを飲むとか、喉をケアすることを学びましたし、アニメーション映画もプレスコ(せりふを先に収録して、それに合わせて映像をつくる)も初めてだったので、貴重な体験になったと思います。映画の中で少しずつ(声が)変わっていった時期の僕がいて、すごく不思議な感じもしました。

本作は、従来の手描きアニメーションに、光と影を意識した質感表現が加わった、美しいアニメーション映像も魅力的ですね。お気に入りのシーンはありますか?

私は、ラジャーが初めてほかのイマジナリたちに出会う図書館のシーンが大好きです。ヒト型ロボとか、ピンク色の大きなカバのイマジナリとか。それぞれ個性的で、イマジナリたちのいる世界に吸い込まれそうな感覚になりました。

僕は、予告編でも観ることができる「見たこともない鳥、見たこともない花、見たこともない風、見たこともない夜、そんな素敵なもの、見たことある?」というラジャーのモノローグがすごく好きです。見たことがないから見たくなるし、この作品を象徴している言葉でもあると思うので、気に入っています。

ラジャーとアマンダ以外で注目してほしいキャラクターはいますか?

2つあって、1つはラジャーを付け狙う謎の男、ミスター・バンティング(CV:イッセー尾形)。彼が何者なのか、徐々に描かれていくので注目していただきたいです。もう1つは、他のスタジオポノック作品に登場したキャラクターも交じっているので見つけてほしいです。

私はアマンダのお母さん、リジー(CV:安藤サクラ)です。アマンダとラジャーの関係性だけでなく、お母さんにも子どもの頃があって…というところにも注目していただきたいです。

最後に、映画をこれから観る人にメッセージをお願いします。

この映画を観ると、大人になるにつれ、忘れてしまっていた何かに気づいて、それと同時に温かな気持ちがこみ上げてくると思います。ひたむきにあきらめない姿、家族の絆、ハラハラドキドキの冒険、いろんな要素が詰まっている作品だと思います。ぜひ、映画館へラジャーやイマジナリたちに会いに来てほしいです。

ラジャーとアマンダが冒険しているシーンの楽しさや、ラジャーの純粋な気持ち、たくさんのイマジナリたちとの出会いで成長していくラジャーの姿が見どころです。そして、身近な人、大切な人、家族、当たり前の存在になるほど感謝を忘れてしまいがちですが、その存在が決して当たり前ではないということにも気づかせてくれる作品だと思います。ぜひ、たくさんの方々に観ていただけたらうれしいです!

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